「幸福の「資本」論」橘玲 幸福を目指している時が一番幸せ!?

健康

あらすじ

作家であり、社会評論家でもある橘玲氏の集大成ともいえる内容で、初めて「ひとの幸せ」について真正面から取り組んでいます。
幸福であることを条件づけるものは、「自由」「自己表現」「共同体=絆」の3つである。
橘氏は、「幸福」は、しっかりした土台の上に設計するべしとし、その人生の「インフラストラクチャー」を前述の3つに対応させて、以下に求めます。
「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」。
この3つの資本の組み合わせによって生まれる「人生の8パターン」によって、すべてのひとびとの「幸福」のカタチが説明できるとしています。社会資本(中学からの友達ネットワーク)しかない田舎のマイドルヤンキーは、「プア充」。「友だちネットワーク」から排除されるとたちまち3つとも持っていない「貧困」に陥る。金融資産がなくても、高収入を得られる職業につき、友だちや恋人がいれば、人的資本と社会資本を持っている「リア充」。人的資本と金融資産があって社会資本がないのは、「金持ち」の典型、という具合。3つの資本をすべてそろえることは難しいが、せめて2つをそろえれば「幸福」といえる状態になるのではないか。では、どうすれば2つをそろえることができるのか…、そして「幸福」になれるのか、3つの資本を解説しながらその答えを追いかけます。

読むに至った経緯

20代後半、仕事もある程度順調だが、自分がどこに向かっているのかわからなくなってしまったときに、自分にとっての幸福が何なのか知りたいと思い読むに至った。

感想

4.5

人的資本=稼ぐ力、金融資本=資産、社会資本=共同体、の3つを柱として幸せの状態を体系化しており、わかりやすかった。今自分は人的資本と金融資本を強化しているフェイズだが、社会資本ももう少し重視できるとよいのかもしれない。また自分はこのような本を読まないと幸福を目指せないのかと、周囲との差を感じてしまう部分もあったが、真面目に丁寧に幸福を目指しているのだとポジティブに考えよう。

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