【体験談】アラサー社会人の休職開始

仕事

職場への連絡

メンタルクリニックで診断を受けた直後は、やっと休めるのだと心が軽くなりました。しかし、お会計の順番を待っている間、頭がぐるぐるとした感じで思考がまとまらない中で、これからの不安も感じていました。仕事や家族への連絡のこと。ただ精神的にはよくないので仕事のことは考えないようにしていました。ただ職場にどう連絡しようかとは考えていました。とりあえずは、お会計を済ませて薬局で薬をもらい、店の外に出たときに少し開放感を感じて、今までできていなかったことをやろうと思っていました。その勢いで、いつも人が並んで敬遠していたパン屋によったり物産店で買い物をしたりして家に帰りました。

家に帰ってまずは職場へメールで連絡を入れるために、休職時のメールの出し方をネットで調べました。とりあえず、下書きは書いたものの、なかなか送れずにいました。本当に休職してしまってよいのだろうかとここでも葛藤がありました。しかし、本当にこのままでは自分が壊れてしまうと思い、えいやっと無事にメールを出すことができました。その日のうちに返信があり、後日、上司と面談を行うことになりました。

上司との面談では症状を伝えて、すぐに休職に入ってよいとのことだった。手続き等はいつでも良いので、とりあえず休んでくださいと言っていただけた。本当にこの時ばかりは、仕事のことなんかよりも自分が大事と思っていて、引継ぎの作業なんかやらすなよと思っていた。資料などは共有フォルダなどに置いており大丈夫そうだったので、スムーズに休みに入ることができて本当によかった。

薬について

薬は、抗うつ剤と睡眠薬をもらいました。

抗うつ剤はセロトニンの再取り込みを阻害して、脳内のセロトニンの量を増やして気分を安定させるものだった。最初は濃度の低いものを使って、問題なければ濃度を高めるというものだった。薬を使い始めて1か月ぐらいしたころから気分が安定していた気がします。また別の薬に変更したときに、気分がガクッと落ちるような感じがしたので、効果はあったのはその時実感しました。薬が徐々に効いてくるのは自分ではなかなか気づけなかったなと思いました。

睡眠薬については、依存性が少ないものを処方していもらいました。飲んでから1時間ぐらいで効果が出てくるものでした。自分は途中での覚醒があったのですが、若干よくなったような気がします。ただし、効果が8時間がぐらい続いており、朝起きたときに薬の効果が残っていると頭がぼーっとした感じが残っていることがありました。

家族への連絡

とりあえず、母親に電話をした。あまり驚かせたり心配をかけたりしたくなかったので、話を切り出すときには、悪い話だけど自分はそこまで深刻にはとらえていない、というようなことを伝えてから、本題に入った。実際、それは本音で、今回の機会は自分の人生を改めて考え直す良い機会だと思っていた。適応障害で会社をしばらく休むことを伝えたら、休みな、休みな、と言ってくれた。父親がうつ病になったことがあり、家族は精神病には理解があるほうなので、そう言ってくれてよかった。

休職開始時の心境

休職を開始してやっと休めるという気持ちが一番大きかった。この時ばかりは、自分の体と心を最優先した。職場に迷惑をかけることにはなるが、こればかりはしょうがない、激務の職場も悪いのだと気持ちを切り替えようとしていた。これからは自分の見たいアニメ・映画、読みたい本、行きたいところ、と自分の思うままに過ごせるのだと少し前向きな気持ちもあった。

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