真面目な人は親切なロボットになってしまっているかも!?(アニメSAOと絡めて)

仕事

真面目な人が病んだり退職したりする理由

真面目な人とは、何事にも本気で取り組むことができる誠実な人です。この真面目についてもう少し踏み込んで考えてみると、真面目な人とは自分を変えようとする人と考えられます。一方で、不真面目な人とは周囲を変えようとする人と考えられます。

具体的には、締め切りやルールなどがあった場合に、真面目な人はそのルールをなんとしても守るために、自分の優先度を落として(自分を変えて)対応しようとします。一方で、不真面目な人はルールに対して何か不満を感じれば、ルールのほうを変えようとします。自分の優先度が高い傾向にあります。仕事の量や責任が重くなっていくうちに、真面目な人はやがて自分をこれ以上変えることができなくなり、キャパオーバーになることで精神を病んだり、これ以上は無理だと退職をしてしまうのでしょう。

なぜ周囲を変えず自分を変えようとするのか

真面目な人にとって、他人にネガティブな影響(他人を変える/他人に負荷を与える)を与えることは決して犯してはならない禁忌のようなものとして捉えていると考えられます。ではこの禁忌はいつ形成されるものなのか。それは幼少期になります。幼少期の子供は一人では生きていくことはできません。そのため、親の言うことに従わなければならず、もし親に反発すれば生きていくことはできなくなってしまいます。なので、この禁忌は多くの人が抱えていたものであり、この禁忌なくして、大人へと成長することはできません。では、この禁忌はいつまでも残り続けるのでしょうか?実際そうはなりません。思春期における反抗期において、親への犯行を通じてこの禁忌を破ります。このときに、禁忌を破っても親が受け止めてくれたり、特に問題なく暮らしていけることを実感することで、他人のネガティブな領域にも踏み込んでいけるようになります。

つまり、反抗期のような経験を得ることができずに成長してしまうと、他人にネガティブ影響を与えることを禁じられたままのようにとらえていて、周囲よりも自分を変える方向に進んでしまうと考えられます。

(脱線)アニメ ソードアートオンライン のAI実現からの考察※ネタバレ注意

アニメ ソードアートオンライン アリシゼーションにおいて、真のAIを実現するためにアリシゼーションプロジェクトというものがありました。このプロジェクトでは、シミュレーション世界の中で人間と同様の成長過程を経験させることで、人間と同レベルのAIを実現しようというものでした。しかし、この方法で生み出されたAIは世界のルールを破ることができず、殺人などを行うことができません。(AIは戦争目的に開発された)。そこで主人公のキリトが、シミュレーション世界に入り、AI(アリス)に働きかけることで世界のルール/禁忌を破らせることで、真のAIを実現させるという物語でした。

ソードアートオンラインのようなルールを破ることができたAIが真のAIとすると、真面目な人はまだ真のAIにはなれておらず、ルールに縛られたAI/ロボットなのかもしれません。とすると、世間で真面目な人は優しいとか、優秀とか、プラスに捉える人がいる一方で、要領が悪いとか、頑固とかマイナスにとらえる人がいることもわかる気がします。状況や環境によってAI/ロボットの性能は良くも悪くもなりますからね。

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