統合失調的な思考回路が少しわかった話

健康

入学式や入社式の季節になってきました。季節の変わり目は変な人が増えるといわれています。

自分も初出社の帰りの電車で変な人に絡まれて少しトラウマになった話をしようと思います。今振り返るとこの変な人の思考が少しわかった気がします。

初出社の帰りの電車で、「あなた髪ぼさぼさね。鞄の中には何が入っているの?あなたから悪い霊気を感じる。電磁波出てない」などと、いきなり電車の中で隣に座ったおばさんに話しかけられました。話しかけられたときは、まじめに対応していましたが、霊気とか電磁波の話が出てきてからは適当にあしらっていました。あまりにしつこく怖くなったので、目的の駅までは乗らずに、逃げうように電車を降りました。これが都会かと、都会の洗礼を受けたような気になってトラウマ化していましたが、それ以降は特にこのようなことが起こることはなく、運が悪かったのだなと今になって思います。

この話は思い出したくもない話だったので、記憶の奥底に封印していたのですが、最近、心理学や統合失調症の仕組みなどを知る中で、このおばさんがどのような考えで話していたのかが少しわかったような気がするので、このトラウマに決着をつけるべく、ここに書き記して自分の中で終わりにしようと思います。

統合失調とは考えや気持ちがまとまらなくなる精神疾患です。自分の理解では、脳が正常に機能せず、自分の考えやイメージにとらわれてしまい、幻覚や妄想を引き起こし、奇行を起こしてしまいます。

おばさんに話しかけられたとき、自分は初出社の帰りで、慣れていないスーツを着て慣れていない電車に乗って、周囲からは浮いているように見えたのでしょう。それで自分は目をつけられてしまったのだと思います。そして髪をセットはしていたつもりなのですが、おばさんにとっては髪がぼさぼさになっているように見えたのでしょう。おばさんはそのぼさぼさの原因を電磁波でも出ているのではないかと強く思い込んでしまったのではないでしょうか?それで、霊気や電磁波の話に行ったのではないかと思います。

またこのような人がなぜ話しかけてくるかですが、社会的な動物である人には社会を正常に維持する本能があります。この本能から、悪そうな人は追い出さなければいけないという行動に出たのかもしれません。ただ自分はこのような正義感のようなものではないと思っています。では何かというと、いじめっ子や職場のお局のような現象と思います。自分の中にある不安や負の感情を自分の中にとどめておくことができず、周囲に発散しないと収まらないようなことが起こっていたと思います。

当時は、都会はヤバいとトラウマになっていましたが、知識がついたことで、あの時のことを少しロジカルに振り返ることができたと思います。もう記憶も薄れてきましたが、ここに書き記して、忘れたいと思います。

みなさん季節の変わり目は気を付けましょう。

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